Googleの人工知能を構築するチーム

GoogleのL・ペイジ氏がカンファレンスの講演で、人工知能を構築するチームがあると述べていたようだ。

脳のアルゴリズムはそれほど複雑なわけではなく、計算能力を駆使することにより、将来的には擬似できるものであると思うと述べた。

Page氏は、ヒルトンホテルの会場いっぱいに集まった科学者らに対し、「Googleでは実際に大規模な人工知能を構築しようという試みに取り組んでいるチームがある」と述べた。「人々が考えるほど遠い未来の話ではない」(Page氏)
グーグルのL・ペイジ氏:「科学者はもっと自分の研究の宣伝活動を」(CNET Japan)

この中で「人々が考えるほど遠い未来の話ではない」という発言が興味深い。これは数日前にポストした記事で紹介した書籍「ポスト・ヒューマン誕生ーコンピュータが人類の知性を超えるとき」で主張されている事と重なるし。同氏も似た様な考えを持っているという事かもしれない。こういう発言をするからには、何か裏付けのある自信があるという事なのか?

メジャーに活躍しているカーツワイル氏やペイジ氏らが、こうした発言をするのは意味ある事だと思う。人工知能に関しては興味はあれど、非常に難しいという事で手を出さない研究者も多いはず。けれど可能性があるとしたら、そうした研究者も意識するだろうし、議論も起こるだろうし。認知されてくれば予算も取れる様になるだろうなぁ。

引用したCNET Japanの記事では更にこうも述べているとあった。

「科学には、宣伝活動に問題がある。世界中のすべての成長が科学と技術によるものであるのに、誰もあなたがた科学者らに関心がないとすれば、それはあなたがたに深刻な宣伝活動上の問題があることになる」(Page氏)

あのGoogleが大規模な人工知能の構築をしているという話、これを講演の席で公開して注目を集める事も、この宣伝活動の一環という事になる。勝てそうも無い試合に望むよりは、勝てそうだと思って望む試合の方が力を出せるはず。こういった姿勢を見習いたい。カーツワイル氏が言うように技術が技術の進歩を加速させるだけでなく、こうした論調自身が人工知能開発を後押していくんだと思う。